過去ログ - 京太郎「清澄高校麻雀部員共」恭子「11バック?11人分受け入れるんか…」
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249: ◆kMdoUJ39Cc[saga]
2014/09/07(日) 23:47:22.55 ID:kNsGKBWZ0
帰ってきたところに壁ドンと聞いてとりあえず一つだけ。



京太郎「あー、靴濡れて歩きにくい…滑るんだよな…」

久「あら須賀君、どうしたの? そんなおっかなびっくり歩いたりして…ふふふ、えいっ!」ポン

京太郎「だっ!? あっ、ちょっ…! っとぉ!」ダンッ!

その時の惨状は筆舌にし難いものがあった。バランスを崩した俺の足は踏ん張れず、ぐらりと回って部長へと迫る。
部長は俺を避けようとして後ろに下がるが…もともと壁際に近い場所だ。すぐに背中が壁についてしまう。
そして俺はそのまま…部長の顔を挟むように、両手を勢いよく壁に突き立てていた。

京太郎「……」

久「……須賀、くん…?」

…間近で見ると、部長はやっぱり美人だと思う。目を丸くすると、普段の悪戯っぽさが無くなって…代わりに子供っぽさが際立ってくる。

顔の造形とのギャップが少しばかり心にぐっと来て。ほんのちょっとの間、言葉が出せなかった。

久「……こーのっ!」

京太郎「い、って!」

ベチン、と強めに眉間を叩かれる。思わず体を離すとスルリと部長は抜け出して。

久「私を落とそうなんて…半年早いわよ!」

そう言って赤くなった顔を隠すように駆けていく部長を、俺はと言えば見つめるしかない。

…苦笑が漏れてしまうのは、仕方ないと思う。

俺の笑い声は残暑の熱の中へと溶けていく。三年生の卒業まであと半年、まずは遊びに誘う事から始めよう。そう思うのだった。



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