過去ログ - 京太郎「清澄高校麻雀部員共」恭子「11バック?11人分受け入れるんか…」
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255: ◆kMdoUJ39Cc[saga]
2014/09/08(月) 00:19:52.03 ID:SoIx6akM0
京太郎「あー、靴濡れて歩きにくい…滑るんだよな…」

咲「京ちゃん? どうしたの?」

京太郎「あー、ちょっと歩きにくくてっ!? っと、と!」

その時の惨状は筆舌にし難いものがあった。バランスを崩した俺の足は踏ん張れず、身体ごと咲へと迫る。

咲はそのままボケッと突っ立って…俺の顔の下に顔を埋めるようにして、ぶつかった。

そのまま俺の右手は壁に突き立てられて、勢い余って肘が軽く折れる。

咲「わぷっ」

京太郎「っと…わり、大丈夫か?」

咲「うん…えへへ、ありがと」

ゆっくり咲の顔が上へ、つまり俺の顔の方へと向く。その後頭部には俺の左手。はにかむ咲の顔が、俺の腕の中に収まっていた。

京太郎「それはこっちのセリフだっての。どーせ俺を支えるために避けなかったんだろ?」

咲「…だめだった?」

くるりと丸い目が、どこか不安げに揺れている。答えも分かってるのに不安に思うのが咲の悪い癖だ。

京太郎「ばーか」

咲「酷いよぉ…」

京太郎「さっきも言っただろ…ありがとな」

咲「…ん」

咲の腕が俺の胸を軽く押しているのが分かる。俺が前へ倒れないように添えられた腕。

俺は俺で咲が壁にぶつからないよう、腕を回してるわけで。

とりあえず自分より相手。そんな俺達は、自然と二人、笑いあっていた。



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