過去ログ - 凛「シロウ。こんな怪談を知っているかしら」
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14:awaji091[saga]
2014/09/06(土) 22:39:45.23 ID:kZlyxLSN0
 思えば遠坂が冬木の管理者として聖杯戦争の後処理役を担ってから、こうして肩を並べて
街を歩く機会が随分と減った。
 取り戻した平穏がどこか歪に見えたのも、自分がずっとこの景色を望んでいたからだろう。
 ふと胸をなで下ろすと、遠坂が怪訝な顔をこちらに向けた。
凛「あのねぇ、シロウ。そう言う表情するのは幽鬼を見つけてからにしてくれない?」
士郎「でもな遠坂。そろそろ人気も無くなって来たってのに、一向に見つかる気配が無いぞ?これって
   まさかガセネタ掴まされたんじゃ…」
凛「そ、そんな訳無いでしょ。いいから足動かす!ほら!」
士郎「ちょ…いて!叩くなって」
凛「仕方ないわね…じゃあ取り合えず休憩にしましょ。ほら、あそこのベンチ座ってて、缶コーヒーでも買ってくるわ」
 そう言われ、促されるままベンチに座る。街灯の光が照らす公園は、人っ子一人いない。
駆けていく遠坂の背中を見送ると、辺りは静寂に包まれた。



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