過去ログ - 凛「シロウ。こんな怪談を知っているかしら」
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9:awaji091[h8kei1028@ezweb.ne.jp]
2014/09/06(土) 20:49:27.00 ID:kZlyxLSN0
髪は金色で、白い手術服のような格好をしている。

遠目ではそこまで長身では無いらしく、性別も分からない。

ふと近づき声を掛けると、跡形も無く姿を消す。

遠坂から与えられた情報は、あまりにお粗末なものだった。何より具体性に欠けるし、現実味が無い。
…まあ、だからこそ怪談なのかもしれないが。
ただ出現する時間帯も分からなければ、発見場所も多すぎて、どこから手をつけたら良いのかも曖昧だった。
少なくともこんな日の出てる内は、幽鬼と言うのは出現しないと思うのだが。

凛「何言ってんのよシロウ。そんなのやって見なきゃ分からないでしょ。そんなつまらない観念に囚われてたら
  見つけられる物も見つけられないわよ?」
士郎「―む。確かにそれはそうだけど」
凛「それに、手を抜くのは私の性に合わないしね。やるなら徹底的にやるわ」
実に遠坂らしい一言だ。
幽鬼に害が無いにせよ、確かに発見は早いに越したことは無い。
そうと決まれば、今日の内にでも見つけてしまおう。
無論、見つけるまで家に帰れないくらいの気持ちで。
凛「え?…そ、そうね。早く行きましょう」
士郎「後、藤ねえと桜には遅くなるって伝えて置く」
凛「………」
士郎「それと…明日の朝飯の当番も桜へ代わって貰うか」
凛「………あの、シロウ」
何故だか遠坂が俯きがちにこちらを見る。なんだろう、さっきまでの威勢が無い。
士郎「ん。どうした遠坂?」
凛「………何でもないわ。ごめんなさい」

士郎「…なんだよ、変な遠坂。…というか、なんかにやついてないか?一応調査の一環なんだろ?」
凛「―――っっはぁ!?そんな分けないじゃない!見間違いよ!見間違い!」







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