過去ログ - 冬馬「俺と765の恋愛事情」
1- 20
903: ◆HyZk02P5Ec
2015/12/29(火) 23:45:19.07 ID:Qjae5fiR0

千種「二人で顔を合わせて、何を言えるでもなくただ立ちすくんでいた時、私達を見つけてくれたのがプロデューサーだった」

冬馬「Pさんが?」

千種「えぇ」

千父「彼は私達の様子を見て、何を聞くでもなく私達を舞台袖まで連れて行ってくれた。そこで千早の姿を見て、歌を聴いて、不覚にも泣いてしまってね」

千父「あぁ、この娘は昔のように歌えるようになったんだな。私達の力など必要なく、立ち上がれるようになったんだな。そう思ってしまったんだよ」

千種「良いお友達に囲まれて、プロデューサーや社長さんのような良い大人に見守られて、千早は過去を振り払えたんだって……でも、千早が立ち上がれるようになった理由はそれだけじゃないと、直ぐにわかったわ。ね?あなた」

千父「そうだね。良い笑顔だった」

冬馬「笑顔?」

千父「内容は遠くて聞き取れなかったけれど、歌った直ぐ後、あの子に話しかけていた青年がいた。彼が肩を叩いて横を歩いていった後、千早は本当に良い笑顔をしていたんだ」

千種「それを見て私達は、千早が立ち直れたのはこの青年のお陰だって理解できたのよ」

冬馬「そうなんですか」

千種「ふふ、なにを他人事みたく……青年とは貴方のことですよ」

冬馬「お、俺?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/522.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice