980: ◆HyZk02P5Ec
2016/03/26(土) 10:13:08.02 ID:hdQ+IVsQ0
春香「私はもともと生涯現役!って考えだから最初からプロデューサーさんとどうにかなるつもりはなかったけど、それでも好きだったのは千早ちゃんも知ってるでしょ?」
千早「えぇ。泊まりに来るといつも言っていたものね、好きだ好きだって」
春香「うん。でさ、私は一度だってプロデューサーさんにはっきりとアタックしたこともなかったんだよね。それ自体は仕方ないというか自分で決めていたことだし、別にそれに対して何かを言うつもりはなかったんだけどさ」
千早「だけど?」
春香「実際に小鳥さんとのことを聞いた時にね、「どうして私は、一度でもいいから気持ちを伝えなかったんだろう」って思っちゃったんだ」
千早「……」
春香「もし一度でも告白していたら、結果は変わらなかったとしても、少しはプロデューサーさんの心に私を残せたんじゃないかなぁって。今、プロデューサーの中ではきっと、「最初にプロデュースしたアイドル」ってだけなんだよ、私は」
千早「そんなこと」
春香「あとはせいぜい「最初に懐いてくれた」とか「歌が壊滅的」とかそんな物だと思う」
春香「千早ちゃんもさ、今のままだと本当に「仲の良い他事務所のアイドル」とか「ストイックな姿勢が尊敬できる」くらいで終わっちゃうよ?それで満足できるの?」
千早「満足もなにも私は」
春香「私は?」
千早「……今の関係が壊れてしまうのが怖いわ」
春香「怖いのは分かるけど、自分で手を出さないから変わらないなんて関係はないよ?冬馬君が他の誰かを好きになるでも、他の誰かが冬馬君を意識させるとかでもいいけどさ、それでも今の関係は間違いなく壊れちゃうんだし」
千早「……」
春香「まぁ、あくまで春香さんの考えだし、千早ちゃんのやり方を尊重するけどね。冬馬君は鈍感だから誰かと進展なんてしなそうだし、余裕はまだあるでしょ」
千早「そうだと、いいけれど」
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