過去ログ - 大和亜季「7人が行く・ハッピーエンド」
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194: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2014/09/07(日) 20:50:11.93 ID:I5TF4tmE0
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日の出

奏陽泰校・屋上

亜季「まぶしい……斉藤殿!」

洋子「私ね、死のうとした」

亜季「斉藤殿……皮膚が」

洋子「全身が焼けるように痛いの。この場所で死ねるなら、それでいいかなって」

亜季「おやめください!」

洋子「でもね、死ねなかった。一日中ここで日光にさらされて、起きたら元通りになってた」

亜季「斉藤殿!」

洋子「近づかないで!痛くて暴れちゃいそう」

亜季「……!」

洋子「あの人ね、教えてくれなかった。簡単には死ねない存在になるって、教えてくれなかった!痛い!」

亜季「お願いであります。そこから離れてください!」

洋子「あの人がいない世界で、どうやって生きろっていうの!?いたいいたいいたい!こんな孤独のまま生きていろって!?」

亜季「くっ」

洋子「焼けるように痛いの!わかって!」

亜季「見ればわかるであります!」

洋子「勘違いしてる。私が噛んだ人、もう一人いるでしょう!」

亜季「日下部若葉殿の話でありますか」

洋子「なんで、噛んだと思う!?ねぇ、なんで!」

亜季「……まさか」

洋子「邪魔だったからに決まってるでしょう!私はアレと共犯なの!あの人を消してしまった敵に復讐するためだった!それに、この孤独を埋めるための準備に、必要だっただけ!いたい、いった……」



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