過去ログ - 大和亜季「7人が行く・ハッピーエンド」
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38: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2014/09/06(土) 22:59:21.27 ID:mKKnLKOo0
晶葉「吸血鬼が少女を狙っているんだとよ」

亜季「吸血鬼が狙っている、でありますか」

晶葉「ああ」

亜季「吸血鬼がいる、ではないのでありますか?」

晶葉「不思議なことを聞くんだな。私が聞いた噂では、狙われているだぞ」

亜季「ふむ。続けてください」

飛鳥「狙いは、清純な血といったところかな」

晶葉「かもしれん。夜な夜な少女を求めてさまよいあるいているんだそうだ」

亜季「……」

晶葉「ああ。長い黒髪、病的に白い肌、そして赤い眼、人間とは思えない力を発揮する」

飛鳥「ふむ。実に吸血鬼らしい」

亜季「待つであります」

晶葉「なにかな?」

亜季「それは嘘であります」

飛鳥「どういうことかな?」

亜季「そんな吸血令嬢はどこにもおりませんよ」

晶葉「何か根拠でもあるのかね?」

亜季「それは別の噂でありますよ。第一、被害者はいるでありますか?」

晶葉「いないな。だが、別のとはどういうことだ?」

亜季「ええ。その噂は、吸血鬼がいる、というものであります。それは……デマであることがわかっております」

晶葉「そうなのか?」

亜季「ちょっと調べていたことがありましてな。吸血鬼は『いなかった』であります」

飛鳥「だが、今回は違うね。狙っている、と言ったね」

晶葉「そうだな」

亜季「別の話と混じっているであります。おそらく、信憑性をあげようとして誰かが捏造したものだと思うであります」

飛鳥「ふむ。聞いていいかな」

亜季「なんでありましょう」



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