過去ログ - まどか「対創の」ほむら「物語」
1- 20
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2014/09/06(土) 23:58:31.25 ID:ICDu1SOY0
まどかが世界を改変した後の世界、そこで鹿目家とほむらは親交があった。
初めて会った時、タツヤは川沿いの土手の地面にお絵かきをしていた。

まどかを描いていた。

それ以降ほむらは、学校の帰りにそこに寄るのが日課になっていた。
タツヤはほむらを実の姉のように慕い、懐いていた。

そんな様子に母の詢子も父の知久も頬を緩ませた。家に招待したことも何度もあった。
ほむらも鹿目家の温かさに触れ、その居心地の良さに甘えてしまっていた。

だが、その生活も長くは続かなかった。

ほむらは分かっていた。自分の成長が止まっていることに。
このままではいずれバレてしまう。自分が普通では無いことに。

だからほむらは親交を絶った。遠くに引っ越すという名目を立てて。
三人は寂しいと言ってくれた、ほむらはそれが嬉しかった。
この家に住んだらいいと提案してくれた。ほむらは断るのが辛かった。

それでもほむらは三人に別れを告げた。
小学校に上がったばかりのタツヤは最後まで泣いていた。
知久と詢子は笑って見送ってくれた。
それがほむらが見た三人の最後の姿だった。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
364Res/188.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice