3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/07(日) 00:09:28.86 ID:2zcbU8jkO
私はその少女を櫻子と決めつけて、続けた。
向日葵「ほら、生徒会に行きますわよ。さあ、お面をとって……」
「私は櫻子ではない」
向日葵「えっ……?」
初めて少女が喋った。
凛とした、透き通る声。お面を通しているはずなのに、その声はくぐもらずに私の耳へと綺麗に届いた。
向日葵(櫻子……じゃ、ない……?)
目の前にあるその姿は、私にはお面を着けているだけの櫻子にしか見えない。
しかし今しっかりと耳に届いた声は、櫻子のものとは違う気がした。
向日葵(あれ……本当に違う人……?)
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