過去ログ - モバマス竹取物語
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:09:02.84 ID:xO2uA2t90

五人の求婚者が悉く返り討ちに遭ったという噂は、
都の帝の下にも聞こえてきました。
帝は何としても妃に迎えたいと切望しましたが、
かぐや姫は首を横に振るばかり。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:09:52.18 ID:xO2uA2t90
心配したお爺さんが、月を見ながら泣いている訳を聞くと


菜々「今まで何度も言いましたが、菜々は人間ではありません。
   ウサミン星で罪を犯したため、その償いとしてこの世に流されたのです。
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:10:39.98 ID:xO2uA2t90
これを聞いたお爺さんはひどく驚き、帝へ報告しました。

帝はそれならばと、信頼する武官に兵をあずけ、
かぐや姫の屋敷の防備を固めました。


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:11:27.14 ID:xO2uA2t90
そして、八月十五日の夜。


天から光が降り注ぎ、あたりは昼間のように明るくなりました。

以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:12:38.68 ID:xO2uA2t90
天人「さあ、かぐや姫。はやくこちらに来なさい」

菜々「ちひろさん……」

爺「待ってくだされ! 菜々はわしらが大事に育てた娘なんじゃ。
以下略



42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:14:08.49 ID:xO2uA2t90
ちひろ「あなたは昔から貧しい暮らしをしながらも、
    生活費の中からなんとかガチャのための資金を遣り繰りしてきました。
    たとえ、お目当てのアイドルを引けなかったとしても……」

ちひろ「私はその心構えに敬意を表し、無料配布のチケットでSRを引けるように調整してあげたのです」
以下略



43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:14:54.14 ID:xO2uA2t90
ちひろ「さあかぐや姫。地上で汚い物を食べたはずです。このドリンクを飲みなさい」

菜々「……」

ちひろ「どうしたのです。早く飲みなさい」
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:16:52.39 ID:xO2uA2t90
かぐや姫は帝に宛てて歌を詠み、自身が舐めたドリンクとともに屋敷に残しました。

そして、天人から衣を着せられたかぐや姫はこの世の存在ではなくなり、
地上での記憶を全て失って、空飛ぶ牛車に乗り込みました。

以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:17:53.80 ID:xO2uA2t90

『いまはとて 天の羽衣 着る折ぞ 君をあはれと 思ひ出でける』

(これまでと思って天の羽衣を着るのですが、いまになって陛下をお慕いする気持ちが湧いてきました)

以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:18:42.63 ID:xO2uA2t90
このとき、武官は大勢の武士を率いて山に登ったので、その山は
“士”に“富む”山ということで、“富士山”と呼ばれるようになりました。


そして今もなお、薬は燃え続けて雲を生み出しているそうです。
以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/07(日) 02:25:24.78 ID:xO2uA2t90
・読んでくださった方、ありがとうございます。

・「竹取物語」は、作者と成立時期不明の作品です。
 日本最古の物語らしいですが。
 
以下略



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