147: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/12/09(火) 23:37:18.19 ID:aFG/7cVro
にこにこと笑顔を見せる金剛から目を逸らし夢の内容を忘れようとする提督。
そのまま気を紛らわせようと、机を片付ける為に引き出しを開ける。
「……! 提督! それは……!」
開けられた引き出しが視界に入り、何かに気づき声を上げる金剛。
視線の先には指輪を納めた小箱があった。
「これは……その」
提督はあまり人に見せるものではないと思う為か
ばつの悪そうな口ぶりで引き出しを閉めようとするが
「……私? 私につけてくれるのですカ!?」
身を乗り出し手を伸ばす金剛に遮られてしまった。
「いや違う」
提督は反射的に答え小箱に届かんとする金剛の手を止める。
「……そんなすぐに否定しなくても……うー……」
半分は冗談のつもりであったが
こうも強く否定されるのは女として少々不満である。
――半分は。
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