83: ◆2EWtVjNbB.K/[sage saga]
2014/09/16(火) 00:34:32.16 ID:RBBMYto9o
二人はその後、やけに慌てふためく間宮に礼を言い食堂を後にした。
やはり一人で食堂を切り盛りするのは大変なのだろうか、ああも焦っている間宮を見た事はないな、と
提督は考えながら歩いていた。
「……ああ、そうだ榛名」
「はい? 何でしょうか?」
休憩を終え仕事に戻ろうと思考を切り替えた所で
今朝方にある指示を出していた事を思い出す。
「今朝、戦力増強に戦艦の建造を指示していたんだ」
「そろそろ完成するだろうから、このまま工廠へ行って出迎えていこうか」
「あ、はい! それは良いお話しですね。歓迎されたらきっと喜ばれるかも!」
榛名が執務室へとやって来る前に工廠へ連絡をつけ、建造を指示していたのだ。
新たな仲間を迎えるのだから、顔合わせも兼ね歓迎しようという提案に榛名は二つ返事で快諾する。
来た道から一つ角を曲がり、そのまま工廠へ続く通路へと進む。
程なくして工廠へと到着し、めいめいに動き回る妖精の合間をくぐる。
彼らは人のそれよりもずっと小さいので殆ど跨いでいく事にもなるが。
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