過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:37:03.96 ID:wQP1bC+Fo
再び喉飴を噛み潰して私は演習の様子を見つめる。
軽巡洋艦と駆逐艦で編成された第二艦隊は演習相手の戦艦に真正面からはぶつからず、常に自分たちに有利な陣形を作って攻撃を加えていた。
――私にはする事が無い。
私宛の書類はすっかり届かなくなり、部下は休暇を満喫している。
強いてすることを挙げるとするなら、鉄底海峡の動向の調査だろうか。
我等が横須賀の提督諸兄はもとより、果てはラバウルやトラック泊地からも援軍が来ているという話だ。
私が休暇をもらっていても直に鉄底海峡は掃討されるのだろう。
私ではいかなる手を用いようが勝てない提督達が全力で鉄底海峡を掃討しているのだと考えると、少しだけ、ほんの少しだけ敵が哀れに思えた。
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