過去ログ - 提督「心から愛しい羽黒に捧ぐ。」
1- 20
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:45:56.12 ID:wQP1bC+Fo
 我々は数多の敵を深海に送り、そして敵も我々の艦隊に手痛い被害を与え駆逐艦、響を海底に没せしめた。

 「殺しているのだから殺されもする」と言っていた私の馴染みの提督は泥とも肉ともつかない「もの」になって死んだ。

 私はその通りだと思う。

 戦争とはそういうものなのだと思う。
 
 殺したのだから、誰かに殺されなければいけないのだと思う。

「ありがとう班長。喉飴がほしければいつでも言ってくれ」

 そんな言葉を残して私はドックを後にすると、廊下で窓を挟んで外を見つめていた利根と目が合った。

「おう、お主はしっかり休め」

 なんともな挨拶に溜まらず私は笑みをこぼす。

 利根の声は私と同じように耳障りにかすれたまま。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
85Res/40.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice