過去ログ - P「ゲームの世界に飛ばされた」2
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873: ◆bjtPFp8neU[saga]
2015/01/18(日) 19:48:46.95 ID:Tk6xAV0nO
老婆「無事だった城が一つだけあるって事なんだよ」
老婆「……そこで、あんた達に頼みがあるんだ」
響「自分達にできる事なら、なんでもするぞ!ばあちゃんには、世話になったからね!」
老婆「坊やを……その、生き残ったっていう城まで、送り届けてもらえないかね?」チラ
少年「………」スヤスヤ
律子「うーん、まあ……」
律子「……飛空艇があれば、城一つ探すくらいは、何日もかかる事じゃないわね」
貴音「そうですね。それに、未来ある子供を見捨ててはおけません」
老婆「ありがたい!それじゃ……」
響「………自分は、嫌だぞ」
律子「響……?」
貴音「何故です、響。先ほどまでは、あれ程……」
響「だって……」
響「じゃあ、ばあちゃんはどうするんだ?」
律子・貴音「!」
老婆「………あたしの事は、心配するな」
老婆「もともと、老い先短い身だ。安全な場所にいようが、危険だろうが、すぐに迎えが来るだろうからね」
響「いやだ。ばあちゃんも一緒に行くんだ!家族がバラバラになるなんて、おかしいもん!ばあちゃんが行かないなら、自分、エン太郎は操縦しないからねっ!」
律子「そうね……私も響に賛成だわ」
貴音「そうですね……」
貴音「奥方殿」
貴音「あなたもわたくし達と共に来ていただけないでしょうか?」
老婆「………」
老婆「まったく、つくづく物好きな連中だね」
老婆「こんなババアに媚売っても、いい事なんかないのにねぇ……」
響「さ、そうと決まったら、さっさと行くぞ!やる事はたくさんあるんだからねっ!」
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