過去ログ - [安価]アルマエルマ「ふふっ…… もんむす・くえすと♪」偽勇者「……5」[コンマ有]
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951:大阪|・ω・)< ◆l7chYPXUGs[saga]
2014/12/12(金) 00:09:24.44 ID:d2TK6Vo50

ルカ「……………」

   「……ただの酔っ払いだよ」

グランベリア「……私は冗談を聞いているわけではないのだがな」


グランベリアは、地面に落ちた巨剣を拾い上げると横一文字に振るう。


ルカ「あちっ……!」


振るわれた巨剣は空気を切り裂き熱風が迸る。

そして、ルカの体を薄く焼いた。


グランベリア「……加減はした。 しかし、次は無い」

       「さぁ、喋ってもらおうか」

ルカ「う、ぐ……」


あ…… 熱い……

体が全く動かない。

これで加減したなんて―――魔王軍四天王の名は伊達じゃない。

やっぱりこいつ、強すぎる。


ルカ「冗談じゃないさ…… 本当に酔っ払いさ」

   「いつもいつも酒を朝から晩まで飲んでは、ツマミを摘まみながら特訓をしてくれる―――自慢の酔っ払いさ……」


僕は何とか立ち上がろうと腕に力を入れるが―――上手く動かすことができない。

このままじゃ―――


グランベリア「……そうか。 俄かには信じがたい噂だが―――まぁいい」


グランベリアは、巨剣を地面に突き立てルカに近付いた。

そして地に這うルカを見下ろし―――


グランベリア「羽虫のようにうるさい勇者共を絶滅させんがために、訪れたが―――」

       「良い拾い者をした」


おもろむにその場に片膝を突き、ルカの顎を持ちあげる。


ルカ「え……? え……?」

グランベリア「お前が放った「大地斬」はまだまだ未熟だが、久しく感じていなかった生死を賭けた戦いを思い出させてくれた」

       「腕は痺れ、危機を感じたあの瞬間―――体が火照ってしまった……」

       「そして、妖魔の本能も呼び覚めてしまった……」


グランベリアは、ルカの服に手を掛ける。


ルカ「や、やめ……!」

グランベリア「ふふふっ……」



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