過去ログ - [安価]アルマエルマ「ふふっ…… もんむす・くえすと♪」偽勇者「……5」[コンマ有]
1- 20
973:大阪|・ω・)< ◆l7chYPXUGs[saga]
2014/12/15(月) 23:27:05.47 ID:aoswg8TM0

偽勇者「……スケベーデ・ヘンタインである」


偽勇者は、偽名で答えた。


グランベリア「スケベーデ・ヘンタインか―――覚えておくぞ……」


グランベリアは、全く疑わない。

先程の緊迫した空気に包まれた雰囲気が嘘かのように感じられる。

ルカは偽勇者を責めるかのように凝視するが、偽勇者本人はそんな視線なんて何処吹く風である。


グランベリア「さぁ見せてみろ、スケベーデ・ヘンタイン!」

       「お前が持つ力、全てを出し切るが―――」

偽勇者「あ、ちょっと待て」


偽勇者は、片腕を上げ「待った!」とグランベリアに伝える。


グランベリア「……どうした」

偽勇者「まぁ、少し準備をね―――何、すぐに終わる」

グランベリア「……………」

       「早くしろ……!」


グランベリアは、地面に巨剣を突き刺し腕を組む。

どうやら、待ってくれるようだ。


ルカ「……おじさん」

偽勇者「あん? どうした小僧」

    「俺の酒はやらんぞ」

ルカ「要らないよ……!」

   「そうじゃなくて、準備って何するんだよ」


おじさんの姿を確認しても、大きな鞘とその鞘に納められている剣が一本―――手荷物も僕の隣に置いてあるし……

何を準備するんだ……?


偽勇者「ああ、簡単な話だ」

    「ただの戦闘準備だよ」

ルカ「……………」


おじさんはそう言うが―――


グランベリア「無駄話をしているなら、こちらから行かせてもらうぞ……!」

偽勇者「わかった。 わかったから落ち着けって……」


おじさんは剣を掲げると一呼吸する。

そして―――



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/656.07 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice