244: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:24:27.43 ID:HKGW2o9zo
真姫「………オリジナルと入れ替わりたい、かしら」
まき「その通りよ」
真姫「つまりそう思っている別の私がいるってこと?」
245: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:25:18.48 ID:HKGW2o9zo
まき「ただ私からのアドバイスとしてはいますぐここを…」
私のクローンがそう言いかけた途端、背後のエレベーターが空に向かってのぼっていく。
『来客』のようだ。
246: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:26:31.14 ID:HKGW2o9zo
暖炉と燭台に火が灯る。
連れてこられたのはいわゆる食堂と言われる部屋だろう。
私自身お城なんかに入った事なんてないし、部屋の構造なんかなおさら知るわけが無い。
まき「たぶんこの部屋には来ないはずよ」
247: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:28:02.41 ID:HKGW2o9zo
まき「ねぇ?」
真姫「………」
まき「ねぇってば」
248: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:28:28.41 ID:HKGW2o9zo
真姫「からかってるの?」
まき「まさか?」
まき「なにか心当たりはない?そういう機械とかに 」
249: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:29:32.92 ID:HKGW2o9zo
真姫「そうだ…なら早く調べなきゃ…」
まき「あら?帰るの?」
私の考えが正しければ明日私はここに来たら…
250: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:30:06.57 ID:HKGW2o9zo
エレベーターのある部屋まで彼女に案内してもらった。
その部屋に既にパパはいなかった。
真姫「じゃあ…行くから」
251: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:30:45.47 ID:HKGW2o9zo
エレベーターを降りると見慣れた自分の家の庭だった。
真姫「戻ってきたのね…」
私は自室に戻りいつものようにあの装置を自分に取り付ける。
252: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:31:22.76 ID:HKGW2o9zo
目を開けると朝になった。
私はあの地下の城へ向かう。
普段歩き慣れている自宅の階段、フローリングの質感。
253: ◆lzM7T65Vr2[saga]
2015/01/04(日) 06:31:49.71 ID:HKGW2o9zo
エレベーターに乗り込み地下へ進む。
2度目なのに見慣れたような感覚に陥る。
相変わらず明るい地下の世界。
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