過去ログ - 八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編ですよ、先輩!」
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598: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/04(土) 23:58:45.98 ID:47vwK41Zo
八幡「…………」グッグッ

ロープの長さと結び目を確認する。……これなら大丈夫だ。

こんな世界で、生きていける気がしない。小町も、戸塚も、雪ノ下も、由比ヶ浜も、誰もいない。材木座しか、いない。

こんな狂った世界で、どうしてこれから生きていけると言えるのだろう。

八幡「だから……」

もう終わらせてしまおう。俺の人生と共に、この狂った世界を。

涙は枯れ果てた。

今の俺に残っているのは、ただの絶望だけだ。

それを足に込め、思いっきり椅子を蹴れば、俺は死ねる。

ガタッ!

椅子を蹴り飛ばした。次の瞬間首に強烈な圧迫感が押し寄せてくる。

しくったな。本来首吊りは首の骨を折って死ぬのが一番楽なのに。きっと、直前に小町の写真が見えてしまったからだろう。

だが、苦しむか苦しまないか、それだけの違いだ。

俺はもう、死ぬ。



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