過去ログ - 八幡「やはり俺の世にも奇妙な物語はまちがっている」いろは「特別編ですよ、先輩!」
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799: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2014/10/22(水) 09:07:31.45 ID:TuNbbWJVo
ただ、あの人の言いたかったことはわかった。

しない方がいいことだってある。やって後悔しろなんて万事に通用する理屈じゃない。

でも、やらなくては、行動しなければ、何も変わらない。

その結果が何をもたらすのかは誰にもわからない。求めない方が良いことだって、きっとある。

それでも、私は、先輩と一緒にいたい。

私は自分に嘘をついていた。

確かに先輩が死ぬことを恐れていたのも事実だ。しかし、それ以上に恐れていたのは、自分以上に大切な誰かが出来てしまうことだった。

その人が大切であればあるほど、失った時の悲しみは大きくなる。つまり私は得る前から失うことを恐れて、最初から得ようともしなかった。

しかしこれは今だけに言えることではない。これからだって生きている限りずっとついて回る問題だ。生きていればいつか、その誰かに会うことになる。それが先輩かどうかという違いはあれど。

なら、今できなくて、どうして未来でできると言えるのだろう。

行動すべきなのは、過去でも未来でもない。

今だ。

今なんだ。


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