過去ログ - 真姫「ニコちゃん!」にこ「真姫ちゃんこっわーい」
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7: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:20:16.88 ID:1552VhTf0
お金持ちの家に育って、何でも欲しいものは手に入ったであろうこの子。

挫折を味あわせるなんてことはこの子の心を壊してしまうかもしれない。

――ううん、そんなことは言い訳。
以下略



8: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:22:20.86 ID:1552VhTf0
にこ「あ、あのね」

本当は、ニコだって嬉しい。

こんなニコを好きになってくれる人がいること。
以下略



9: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:25:02.98 ID:1552VhTf0
マッキーのそばにいられるだけでよかったのに。

将来的には超有名なアイドルになって、冠番組をもって、美人天才女医になった真姫ちゃんをゲストとして番組に呼ぶのが、かすかな夢だったのに――。

アイドルを選ぶか――恋を選ぶか。
以下略



10: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:27:22.84 ID:1552VhTf0
ニコは目を閉じて思い出す。

マッキーとふざけて、笑いあった時間を。

にこ「真姫ちゃん」
以下略



11: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:30:20.38 ID:1552VhTf0
1滴、2滴――段々と大きく真姫ちゃんの足元を濡らしていくそれは。

紛れもなく彼女の目から零れていた。

泣かせてしまった罪悪感に苛まれながら、ニコ自信も悲しくなってきちゃって。
以下略



12: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:33:27.52 ID:1552VhTf0
真姫「なら、なんで……?」

彼女は困惑した表情でニコを穴が開きそうなほど見つめる。

大好きなら、なんで? 彼女の顔にはそう鮮明に書かれているように――ニコの目には映った。
以下略



13: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:37:44.00 ID:1552VhTf0
真姫「あ、アイドルだからって、何よそれ!」

彼女の声は、表情は、困惑から怒気へと変わっていった。

わけのわからないことを言っているニコへの怒り。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/10(水) 00:38:42.64 ID:GRHgJeK8o
GODにこにーか 期待


15: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:39:56.27 ID:1552VhTf0
にこ「だからニコは恋愛なんてしてる暇はなくて、そもそもアイドルは恋愛禁止だから――」

パアンと、乾いた音が屋上に響く。

彼女が振り切った状態で静止した右手。
以下略



16: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:43:00.03 ID:1552VhTf0
ニコが彼女にはたかれた、その事実を受け入れるのに多少時間を費やしてしまった。

真姫「最低!」

真姫「私が嫌いなら最初からそう言ってよ!」
以下略



17: ◆ZTPjpycbhE[saga]
2014/09/10(水) 00:47:18.94 ID:1552VhTf0
にこ「大好き、真姫ちゃん」

パアンと。

もう一度乾いた音が屋上に響いて――ぽたりぽたりとドアに向けて彼女の瞳から溢れる雫が床を揺らしていった。
以下略



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