過去ログ - 日向「恋愛ゲーム?」七海「難易度えくすとり〜むだね」【安価】
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388: ◆eBqYGL608c[saga]
2014/09/22(月) 00:31:14.63 ID:hZXWC0PM0
 
 
日向「考えるのは後だ──」

日向「今は足を動かせ、日向創……!」



狛枝「さて、まずはボクがキミの監視からどうやって逃れたのか、だけど──」

ソニア「はぁっ!」

狛枝「おっと、実はね。ボクは最初からキミを疑っていたんだ。だからあの晩、キミに呼び出されたときには既にある程度の見当はついてたんだよね」

ソニア「!……どうして」

狛枝「ソニアさん、キミは致命的なミスを犯している。そのミスは本当に些細だけれど、些細だからこそ、ボクにとっては強烈な違和感になったんだよ」

ソニア「ミス……ですか」

狛枝「皆で無人島に行くか海に行くかを相談していたときの発言を思い出してみなよ」

ソニア『私、ぜひとも無人島という未開の地を土足で踏み荒らしてみたいです!……ですけど今回は海が良いですね』

狛枝「ソニアさん、普段のキミなら、いつでも行けて飽きるほど遊んだ海なんかよりも、無人島を選ぶんじゃないかな?」

ソニア「……」

狛枝「でも君はそうすることが出来なかった…それはなんでだろうね?」

ソニア「……」

狛枝「勿論、この発言だけじゃない。他にもそれを裏付ける証拠…というよりも現場をね」

狛枝「最初は行き過ぎた愛情表現なのかなって思って見逃してたけど、まさかここまでとはね……」

狛枝「それに日向クンはボクよりももっと違和感に気付いていたと思うよ。キミは“日向クンをずっと見ていないと知りえない”ような発言をしているはずだからね」

ソニア「……そこまで気付いていて、なぜ私に捕まったのですか?」

狛枝「他の皆が巻き込まれるからだよ。ボクが巻き込まれるなら別に構わないさ…でも、彼らはボクのクラスメイトだ。それに……日向クン曰く、ボクが厄介事に巻き込まれても心は痛まないらしいからね」

ソニア「……」

狛枝「ま、そんなわけで。キミが仕込んだであろう睡眠薬を飲んだフリをして狸寝入りをしつつ、キミに監視されるフリをして他の皆に事情を説明したわけさ」

狛枝「さっきも日向クンを拘束してた手錠の鍵を懐に入れていたけど、鍵はあまり持ち歩かないほうが良いよ?ちょっと油断した隙に偽物の鍵とすりかえられちゃうかも知れないね」

ソニア「まさか……!」

狛枝「うん、大正解。あの晩ボクがペットボトルを落としたとき、君の懐から鍵をすり替えておいたよ」

狛枝「……さて、ソニアさん。終わりにしようか」

ソニア「…………私は、間違えていたんですか?」

狛枝「……それは、どうなんだろうね」

狛枝(自分の計画を壊された消沈というよりは……これは……)
 
狛枝(もしかして──)
 
 



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