過去ログ - 朋也「まさに、眠り姫だな」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/11(木) 20:05:30.02 ID:lUacU73N0

杏は覚悟を決めていた。

人に見られているという状況のためか緊張か、杏の体が震えている。

杏(……朋也)

けれどその震えは、朋也の優しくも力強い腕、体で包み込んでくれることで納まるような気がする。

そう杏は思っていた。

だから、杏は目をつぶり、朋也が杏の体を抱きしめることを待っていた。

目をつぶっているため、足音しか聞こえない。けれど、その足音はどんどん近付いてくることがわかった。

けれど、その足音はそのまま杏を通り過ぎていく。

杏「……え?」

恐る恐る目を開けると、目の前には朋也はいなかったのだ。

杏「朋也?」

後ろを振り向く杏。朋也は杏の横を通り過ぎていく。

周りにいた少女達も、朋也のとった行動に驚いている。

朋也は杏を見ていなかったのだ。朋也は杏の後ろで白目をむき、頭に氷嚢を置かれ倒れていた春原を見つめていたのだ。

春原「……」シロメムキ

朋也「ああ、その口からだらしなく垂れている涎も、どうして私を興奮させるのだろうか」

そして朋也はそのまま寝ている春原の口元に手を添え、よだれを掬いとっている。




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