21: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/09/10(水) 22:23:09.34 ID:WdMOyq1Y0
希「それじゃ穂乃果ちゃん、手を伸ばして」
そう言って希ちゃんは穂乃果に時計を握らせた。
パァァ
穂乃果「時計が…光ってる…」
その光は大きく瞬いた後、穂乃果の胸の中に消えていった。
希「よし、これでこの時計は穂乃果ちゃんの魂と紐付けできた。いつでも時間旅行できるよ」
穂乃果「…ありがとう、希ちゃん」
希「ええんよ……むしろ辛いのは…本番はきっとこれからや。がんばってな」
希「どんなことであれ、定められた運命というのは…えげつなくて強い。負けないでな、穂乃果ちゃん」
穂乃果「希ちゃん…」ギュッ
希「ほ、穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「これで今穂乃果は時間旅行したら…もうこの世界に穂乃果は最初から居なかったことになるんだよね…?」
希「…うん」
穂乃果「…ちょっとだけ、怖いかな」
希「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「…でもね?」
穂乃果「希ちゃんたちは私のこと忘れちゃうかもしれないけど…私は希ちゃんたちのこと忘れないよ…」ギュッ
希「うん…」
穂乃果「ありがとう」スッ
穂乃果「それじゃ、行ってきます!」
希「…気をつけてな」
穂乃果(海未ちゃんのいる、あの場所へ!)
シュンッ
希「…行ってもうたか」
希「穂乃果ちゃんは本当に強い子やな…」
希「うちにはそっちを使う覚悟がなかったんよ」
希「その代わり、うちはずっと穂乃果ちゃんを…ううん、みんなを見てるから」ギュッ
希「――なぁ、クロノス?」ジャラ
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