33: ◆V8OfN8HM.Y[saga]
2014/09/10(水) 22:49:41.01 ID:WdMOyq1Y0
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海未「穂乃果?どうしました?急に立ち止まって…」
夕暮れの校舎。
昇降口は人の気配もない。
ここは――
そうだ、一番最初に時間旅行した時に戻ってきたところだ。
何も考えずに時間を戻してここへ来るなんて、私もなかなか粋なことをする。
穂乃果「…海未ちゃん」
海未「はい?」
穂乃果「私ね、海未ちゃんのことが大好きなんだ」
穂乃果「1人の女の子として、大好き」
穂乃果「この前の喫茶店で言えなかった言葉はこれで全部だよ」
穂乃果「そして…穂乃果の言いたいこともこれで全部」
海未「…穂乃果」
海未「やっと…やっと言ってくれましたね…」
海未「私も…大好きですよ」ギュウ
穂乃果「海未ちゃん…」ギュッ
穂乃果「これでいいんだ、これで…」ボソリ
海未「?」
穂乃果「…今日はもう遅いし帰ろうか」
海未「そうですね」
穂乃果「あ、海未ちゃんの靴私が出しておくよ」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「……」
それでもやはり、海未ちゃんの顔を見ると、濁った心は浄化されてしまう。
私はなんてお人好しなんだろう。
でも…こっちのほうが私らしいかな…なんて。
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