1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:41:00.97 ID:BJhgIP8uO
※モバマスSSです。
アイドルが一方的にプロデューサーと話すだけの超短編です。
ちょこちょこと書いていきます。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:42:39.48 ID:BJhgIP8uO
のあ「……プロデューサー、いいかしら?」
P「あー、今仕事が終わるので、ちょっと待ってくださいね」
のあ「大丈夫。無駄話だからそのまま聞いて」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:44:36.25 ID:BJhgIP8uO
P「はぁ。それはうっかりですね。それでどうしたんですか?」
のあ「入ってすぐに間違いだということに気づいた。でもよく考えると、私は電気街口にいた。
つくばエクスプレスの入口は中央改札口の方にあったから、せっかくなので改札を抜けてしまえと思ったわ。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:45:56.86 ID:BJhgIP8uO
P「そんなに強調するあたり、疚しいことをしている自覚はあったんですね?」
のあ「……」
P「……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:47:41.27 ID:BJhgIP8uO
のあ「駅員は言ったわ。『それではSUICAの方確認しますので、お見せください』と。
私はそれに従いSUICAを提出した。
駅員はSUICAをリーダーの上にの乗せ、入場の情報を確認していた。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:48:40.95 ID:BJhgIP8uO
のあ「激怒した」
P「えー」
のあ「ただし、駅員にではない。だいたい、この制度は彼らが作ったものではない。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:50:16.41 ID:BJhgIP8uO
のあ「その時、私は思った。ここで、もし私が入った改札に戻ったら、駅員はどう思うだろうか、と。
彼らはきっと私に後ろ指を差すでしょう。『ズルをしようとした報いだ』『無駄足お疲れ様』
『全くこういう人がいると困るよ』
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:51:40.52 ID:BJhgIP8uO
のあ「彼を悪く思わないため、私はどうすべきか。単純なことだった。私は毅然として言ったわ。
『では、入場料を引いてください』と。駅員は怪訝そうに『戻れば無料ですけど』と言う。
しかし私はやはりガンとして、『大丈夫、引いてください』と言ったの」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:52:18.60 ID:BJhgIP8uO
のあ「さて、プロデューサー。この話から私が学んだことは何か、わかるかしら?」
P「……『急がば回れ?』」
のあ「『短気は損気』よ」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/10(水) 22:52:21.82 ID:iIZtQroAo
相手するPの付き合いのよさに惚れたw
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/10(水) 22:53:14.53 ID:BJhgIP8uO
以上です。
また思いついたら書きます。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/10(水) 23:01:50.97 ID:Xi4H7UTz0
面白い
いろんなアイドルでやってくれ
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/11(木) 06:18:55.43 ID:QRYyrtZko
結構好き
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/11(木) 12:25:07.23 ID:Nuj4G4ZAO
スレタイから「聞いてアロエリーナ」で始まるCM思い出したら全く関係なかった
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/09/21(日) 10:20:23.36 ID:RZ8kuEP4O
ご感想をくださった方、ありがとうございます。
また一つ書きましたので、お暇でしたらお付き合いください。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/21(日) 10:23:13.22 ID:RZ8kuEP4O
李衣菜「プロデューサー、ちょっといいですか?」
P「あー、今ちょっと皆のスケジュール決めしててな、ちょっと待ってくれ」
李衣菜「ええー。……わかりました。雑誌読んで待ってますね」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/21(日) 10:29:07.91 ID:RZ8kuEP4O
P「それで、なにがあったんだ?」
李衣菜「そうでした!昨日ですね新曲のアルバムを買ったんです。
で、その中の一曲が、すっごいロックで良い曲だったんです!
主旋律とリズムを刻む二つのギターの、穏やかだけどかっこいい冒頭から始まって、
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/21(日) 10:32:27.22 ID:RZ8kuEP4O
P「............李衣菜が、ぐすっ、こんなに音楽を語れるようになるなんて、と思って。
お前の口から、ベートーヴェンなんてワードが出たときに、俺の涙腺は完全に決壊したよ」
李衣菜「ひどっ!私だってベートーベン位知ってますよ!」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/21(日) 10:34:38.91 ID:RZ8kuEP4O
P「よし。で、李衣菜が話したかったのはその曲のことか?」
李衣菜「そうでした!続きがあります。こういう良い曲って何回も聞いちゃうじゃないですか?
私もすっごいヘビーローテで、今日も事務所にくるまでずっと聞いてたんです。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/21(日) 10:39:56.44 ID:RZ8kuEP4O
李衣菜「そしたらですね、……なかったんです」
P「……え?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/21(日) 10:40:46.91 ID:RZ8kuEP4O
李衣菜「あの時聞いたメロディ、なかったんです」
P「……どういうことだ?」
李衣菜「だからなかったんですよ!聞こえないとかじゃないんです。
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