過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目-17
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369: ◆G2e7.dr63M[saga sage]
2014/10/11(土) 23:25:48.73 ID:nXZ9P+5QO
西園寺「私、小泉おねぇを探す!」

左右田「オレもソニアさんを……!」

弐大「ワシは今ここで倒れている連中を病院へ運ぶとするかの」

九頭龍「オレも。弐大を手伝うぜ」

花村「ぼくも看病側にまわった方が役に立てそうかも」

弐大「終里、お前さんは探す方を手伝ってやれ。お前さんの足や勘があれば、姿が見えない連中もすぐに見つかるじゃろ」

終里「おう。わかったぜ」

澪田「唯吹は……唯吹は……ど、どうしよ……」

狛枝「澪田さん。ボクは姿の見えない人たちを探す方に加わるから、キミは病院側の方へ行って。女の子が二人倒れてるのに、面倒を見れる女の子がいないのはマズイからね」

澪田「わ、わかった! 唯吹、がんばるっすよ!」

終里「……」

終里「空が暗ぇな。それにこの匂いは……そのうち一雨きそうな感じだ」

弐大「風も大分強くなってきとるな。外を探す連中は気を付けるんじゃぞ!」


そうして二手に別れて行動を開始する事になった。

西園寺さんが真昼を、左右田クンがソニアさんを探すと言っていたので残る蜜柑か日向クンを見つけられれば……と、ボクはその場を走り出した。

何か上手く言い表せない悪い予感がボクへと迫ってきている……。

早く、全員の姿を見る事が出来れば、こんな気持ちにならなくて済むのに……。


そう思いながら再び海の近くまでやってくると、さっきまでは見えなかった人影が砂浜で佇んでいるのがボクの目に映った。

あれは……



狛枝「日向クン!」

日向「……ん?」

狛枝「良かった……日向クン、無事だったんだね!」

狛枝「波ももう大分荒れ狂ってきてるっていうのに、こんなところで何を……、!」

狛枝「ソニアさん……!?」


ボクの声に振り返った日向クンの腕の中にはすっぽりとソニアさんの身体が抱きかかえられていた。

ソニアさんは目を閉じて……頭から血を流している。

どうやら気を失っているようだ。

そのソニアさんを彼はボクの腕へとそっと預けてきた。


日向「この強風で何処からかガラクタが飛んできて一緒にいた彼女の頭に運悪く当たったんです。命に別状はないですが、早く手当をした方がいい」

狛枝「熱は……あるワケじゃないみたいだね。けど怪我をしているならどのみち病院行きか」

狛枝「日向クンが一緒にいてくれたおかげで早く見つかって良かったね、ソニアさん……」

狛枝「……えっと、日向クンは大丈夫? 具合が悪いとか、発熱したり……」

日向「ああ、体調ですか? すこぶる悪いですよ。……ツマラナイ」

狛枝「え、……日向……クン?」

日向?「まったく、表に出てきたと思ったらこれですよ。本当にツマラナイ事をする……まあ、その大元の原因に僕も一枚噛んでいるのだから、自業自得とでも言うべきなのでしょうかね。……ツマラナイ」

狛枝「……」


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