過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目-17
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400: ◆G2e7.dr63M[saga sage]
2014/10/13(月) 12:46:57.10 ID:IQ2mWr/QO
狛枝「今はこれ以上は……悔しいけれどどうすればいいのかわからない」

狛枝「だから、一度病院の方へ足を向けるよ。あっちの方も気がかりだし、もしかしたら西園寺さんか誰かが真昼を見つけて連れてきてくれるっていう事もあり得ると思うから」

狛枝(……可能性はとてつもなく低そうだけど)

ウサミ「そ、そうでちゅか……あちしは一度、未来機関の人たちのところへ連絡と相談に行ってきまちゅ。なるべく早く狛枝くんのところへ合流しまちゅから……!」

狛枝「頼んだよ」

ウサミ「では、また後で」

(ぴょーん)



狛枝「……」


……ポツ……ポツ……


狛枝「!」


ザアァァァ……


狛枝「雨が、降ってきた……」




病院


狛枝「弐大クン、こっちの様子はどう?」

弐大「……応? 狛枝、戻ってきたんか」

弐大「とりあえずこっちは病人を運び終えて安静に寝かせたところまではいいんじゃが……」

澪田「猫丸ちゃん! 氷、持ってきたよ!」

弐大「見ておれ」

田中「……う、ぅ……」


弐大クンは澪田さんが持ってきた氷の詰まった袋を苦しそうに寝ている田中クンの額へと当てる。

するとその瞬間からジュワッという音と共に氷が中で一瞬で溶けてゴポゴポという音に変わったかと思うといつの間にか蒸発してしまったのだった……。


弐大「ご覧の有様じゃ」

澪田「うわあぁぁぁぁぁん! 眼蛇夢ちゃーん! しっかりするっすよぉ!」

狛枝「こ、これは……」

弐大「熱が酷すぎる。いや、この熱で人体が耐えて生きていられるのが不思議なくらいじゃ……」

澪田「もっともっと冷やさないとマズイんじゃないっすか!? 冬彦ちゃんにはマーケットにある氷をありったけ持ってきて貰うように頼んだし、輝々ちゃんにも製氷機で作れるだけ作ってって頼んだし、それでなんとかするしか……!」

弐大「そういう問題じゃないわい。これはもう素人がどうこう出来る病状でないと見える。せめて罪木の知識でもあれば……」

澪田「凪斗ちゃん、蜜柑ちゃんは見つかったんすか!?」

狛枝「……それが……」

澪田「えぇっ!? 見当たらないの!? なんで!?」

弐大「雨も降り出してきた……罪木も熱を出す所か、外の変なところで行き倒れて見つけられないなんて事が無ければいいんじゃが……」

澪田「猫丸ちゃんっ、不吉な事言わないで欲しいっす!」

弐大「無ッ……す、すまん……」


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