過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目-17
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611: ◆G2e7.dr63M[saga sage]
2014/10/26(日) 09:55:20.23 ID:dyqrRO3wO
狛枝「……蜜柑」

罪木「ふえぇぇぇ……っ」


彼女の身体を抱き返して頭や背中を撫でて泣くのが落ち着くまで暫く待った後、 しっかりと彼女を腕で捕らえたまま目を真っ直ぐに見つめてボクは告げた。


狛枝「ボクはキミの事を失いたくはないよ、蜜柑」

罪木「っ……ふぇ」

狛枝「みんなが言っているのはそれと同じ事なんだ」

狛枝「このまま蜜柑のお腹にこの子が居続けたら、キミの身体や命が危ないんだよ」

狛枝「だから……ボクだって苦しいけれど、辛いけれど……それ以上にキミがボクの傍からいなくなってしまう方が苦しいから……辛いから……」

狛枝「キミがこれまで頑張ってくれたのもこれからも頑張ろうとしてくれるのも、ボクにとっては勿体無いくらいの幸せで嬉しい事だけど……今回の件は……」

罪木「……」

罪木「諦めろ……って……そう、言うんですか? 凪斗さんまで……?」

狛枝「……キミが頑張り続けてもし産まれてきたとしても、産まれてきた子の顔を見る事もその子を抱く事もキミは出来なくなってしまう事だってあるんだよ?」

狛枝「ボクはキミを幸せにして、キミと一緒に幸せになりたいんだ。キミが消えてしまったらボクはその先どうしたらいいっていうんだ」

罪木「っ……け、けど……けど……!」

罪木「私が一人しかいないのと同じように、このお腹にある命だって……この子だって、この子一人しかいないんですよ……!? まだ産まれていなくても、頑張って私のお腹の中で生きているのに……っ」

罪木「そ、それに……それに! 小泉さんは違うじゃないですか!」

罪木「小泉さんは私の事とかどうでもよくて……私の赤ちゃんどころか、私自身でさえいなくなってしまえばいいと思ってる!」

罪木「それで一人で凪斗さんと幸せになろうとしている人に……私は屈したくありません……っ!」

罪木「……私はこの子の母親です……この子を私が守ってあげなくて、誰が守るっていうんですか……!」

罪木「わ、私は平気です……大丈夫、ですから……凪斗さんも私のこと、信じて……ください……私、私っ……強くなるから……この子も私の命も……守ってみせるから、だから……!」

狛枝「安価↓」


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