過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目-17
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748: ◆G2e7.dr63M[saga sage]
2014/11/01(土) 16:32:00.57 ID:2AauSoK8O
狛枝「違う、本当にキミは何も悪くないんだ……選択をしたのはボクなんだから」

狛枝「けど、どうしてもキミを失う可能性がある方なんて選べなかったんだよ……」

狛枝「今回のことは信じ切れなかったボクの責任なんだ、だから……お願いだから自分を責めないでくれ 」

罪木「……私のことを思っての選択……だったわけですよね……?」

罪木「けど凪斗さんはその選択をして、ほんの少しでも後悔をしましたか? 代わりに自分の子供を失ってしまう選択に、辛い思いを抱きましたか?」

罪木「……私は、凪斗さんが一瞬でもそうであってくれたなら、凪斗さんの責任だなんてちっとも思いません……」

罪木「むしろ、もしそうなら尚更……だからこそ私は、私のことが許せないんですっ……!」

罪木「凪斗さんにそんな選択と決断をさせてしまった……凪斗さんの責任だと思わせてしまった……悲しい思いをさせて傷付けてしまった……わ、私が原因で……!」

罪木「いくら凪斗さんが許してくれると言ったって、この件に関しては私はもう絶対に自分の事を許す気になれない……許したく、ないんです……凪斗さんに合わせる顔が……ない」

罪木「……誰でも、なんでもいいから……私を責めて罰して欲しい……そうしてもらえないと、悲しみと後悔に押し潰されてしまいそうでっ……だから……うぅっ……」

罪木「お腹にいたあの子もきっと……私のこと、今でも恨んでる筈だから……」

狛枝「蜜柑……頼むよ、そんな事は言わないで……」

罪木「……」

罪木「……凪斗さんは……私に、私の残りの人生が欲しいって、昨日そう言ってくれましたよね……?」

狛枝「……え……?」

狛枝「うん、確かに言った。確かにそう思ってる。だから、キミの残りの人生をここで終わらせて欲しくなくて……」

罪木「そう、ですか……それなら」

罪木「私の人生は、凪斗さんのおかげで終わる事はありませんでした……だからこれから先の私の人生は、これからも貴方の自由に出来ます」

罪木「……だから……お願いします……私の事は、これからずっと、凪斗さんが罰してください」

狛枝「……!」

罪木「殴ろうが蹴ろうが好きにしてくれて構いません……気が済むまで何をしてくれてもいいから……凪斗さんにはそれだけの権利が、あるんです」

罪木「そして、私はそれを酷い事だとは思わない……当然の事、だと思うから」

罪木「……それは、私にとっては試練になるんです」

罪木「小泉さんとか、七海さんとかの件だってきっとそう。……この絶望に耐えて耐えて耐えれば……」

罪木「その後にやってくる筈のこの身に感じる希望はきっとより輝かしく尊いものになるだろうから」

狛枝「……」

罪木「だ……だから……ぐすっ……お願いします……」



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