過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目-17
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◆G2e7.dr63M
[saga sage]
2014/11/02(日) 12:58:43.18 ID:5d3GBIAdO
狛枝「……そんな風に言って泣かないで、その方がボクは辛いよ。涙が止まらないっていうのならずっとこうしているから」
罪木「ふぇっ……ぅう……っ」
蜜柑の体をカーテン越しに抱き締めて優しく撫でながら様子を窺ってみるけれど……暫く経ってもやはり泣き止む様子はなかった。
それでもどうにか慰められないかと、ボクは必死になってあれやこれやと彼女に語りかけてはみたものの、蜜柑にきちんと届いているのかどうかはわからなくて……
狛枝「ねえ……お願いだよ、もうこれ以上自分を傷付ける様な事はしないでくれ。見ていられないよ……」
罪木「ぐすっ……で、でも……私はもう……それ以外にどうする事もっ、ふえぇ……っ」
狛枝「……」
狛枝「そう、わかった」
罪木「っ……ふぇ……」
狛枝「……わかったよ。キミが望むなら……」
狛枝「ボクは、キミを許さない。……もう離さない」
罪木「……っ!」
そう告げて、蜜柑を包んでいるカーテンを強く引っ張って引き剥がすと、中から涙でぐちゃぐちゃになった驚いた表情の彼女が現れる。
その体を強く抱き締め同じように強く彼女の唇へキスをすると、抱き締めた手から彼女の体が震えて強張ったのが伝わってきた。
そのまま暫くの間唇を塞いで……漸く顔を離したところで蜜柑が苦しそうに息継ぎをするのを見て、ボクは再び言葉を告げていく。
狛枝「キミの事を許さないのはボクだけでいい。キミも言ったように、キミのこの先の人生は丸ごと全部ボクのものなんだからね。……それ以外の人間にキミの事を許さないだなんて、言わせないし思わせないから」
罪木「……は、い……」
狛枝「言っておくけれど、これには当然キミ自身も含まれるよ」
罪木「っ……!?」
狛枝「キミもさっき、キミの人生をボクの自由にしていいと言った。それは蜜柑、キミがこれからどうやって生きていくのかをボクが決めるっていう事になる。だから……」
罪木「え……?」
狛枝「キミがキミ自身を許さない事を……ボクは許さないよ。わかった?」
罪木「……」
狛枝「どうしたの、返事は?」
罪木「っ……はっ……ぃ……」
狛枝「もっと大きな声ではっきり言って」
罪木「ぅゆっ……!? は、はい……っ!」
狛枝「……とりあえず返事だけしておこうなんて考えも許さないからね」
罪木「あの……でも、それじゃあ……」
狛枝「ん?」
罪木「……私への罰は……それだけ、なんですか……?」
狛枝「安価↓」
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