過去ログ - ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目-17
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907: ◆G2e7.dr63M[saga sage]
2014/11/09(日) 18:49:19.54 ID:BbLT7+IBO
狛枝「キミは間違ってなんかないよ……。ねえ蜜柑、キミはボクとこうしてる時が一番幸せだって言ったよね?」

狛枝「もちろんボクもだよ」

狛枝「キミが悲しそうにしてるからすぐに抱いてあげたくなったんだ。ごめんね、いつも突然で」

罪木「……い、いえっ……そんな……!」

罪木「さっきも言いましたけど、それって私の事気遣ってくれてるって事なんですよね?」

罪木「……私が、泣き虫で臆病で弱いから……」

罪木「だ、だからっ、そんな風に凪斗さんに想ってもらえる私は本当に幸せ者でっ……」

罪木「それなのに私ってば何時も自分の事ばかりで、凪斗さんの事も困らせて……うゆ……ご、ごめんなさい……」

罪木「頭ではわかっているつもりでも、どうしようもないんです……凪斗さんの事が好きだから、どうしてもワガママになっちゃう……ぐすっ……」


蜜柑は急に泣き出してしまい止めどなくこぼれ落ちる涙を拭いながらも更に言葉を続けていく。


罪木「……こればかりは私、許してもらおうとは思っていません……許してもらうつもりも」

罪木「誰の許しがなくたって、凪斗さんにすら許してもらえなくても……私は一生、凪斗さんの事好きでいるって決めたから……」

罪木「どんな過程があっても、どんな結果になっても……むしろ、私の方が凪斗さんの事をこれからは許してあげられるようになりたいって……」

罪木「……はぅっ、な、なんだか偉そうな物言いになってしまいました……ご、ごめんなさいっ……」


蜜柑は止まらない涙のせいでついには目元を両手で覆って隠してしまいながら小さく泣き続けた。

ボクはそんな彼女を抱き締めながらその両手の甲へとキスを落とし呟く。


狛枝「……ゴメン、また泣かせてしまったね。何時もそんなつもりはないんだけれど……」

罪木「ぐすっ……」

罪木「……」

罪木「この涙は悲しいから……じゃありませんよ」

狛枝「え……?」

罪木「凪斗さんがまだこうして近くにいてくれている、私の事を想ってくれている……それが嬉しくて泣いているんです」

狛枝「蜜柑……」

罪木「……私はまだ、私の事を幸せにしてくれるって言った凪斗さんの言葉を信じていますよ?」

罪木「だから、私もたくさん凪斗さんの事を幸せにして……あげます。えへへ……んっ」

狛枝「っ……」

罪木「……ん……ふ、ぅ……」


蜜柑は手をどけ泣き腫らした顔から笑みを見せながら、何度もボクへとキスを繰り返してくる。

最初は驚いたものの、ボクもまたそのキスに応えまた暫くの間濡れた口付けの音と二人の吐息だけが部屋を満たしていった……。

そして……


罪木「っ……は、ぁ……凪斗……さん……っ」

狛枝「……ん……?」

罪木「……どう……したら……凪斗さんはもっと幸せに……んっ……幸せだと、感じられ……ますか……?」

罪木「教え……て……ん、んっ……!」

狛枝「……」


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