過去ログ - ことり「9月12日」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 09:58:19.25 ID:KlHdNMvo0
幼稚園の年長さんの頃に出会った私たち。
小学校の6年間、中学校の3年間、そして高校の3年間。
私たちはすごく仲良しでよく友だちからは姉妹みたいって言われるけど。
考え方も趣味も特技も、みんなそれぞれまるで違う。
将来の夢も、……違う。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 09:58:59.87 ID:KlHdNMvo0
ことり「ことりたち、あと何年もしないうちにバラバラになっちゃうのかな……。 そう考えたら、時間の流れがすごく怖くって……。 誕生日はすっごく嬉しいのに……」

『……』


以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 09:59:33.15 ID:KlHdNMvo0
穂乃果「今日はね、海未ちゃんの家でμ'sのみんなでことりちゃんの誕生日パーティー開こうと思ってるの! ほら、海未ちゃんのお家って居間の広さなら真姫ちゃん家にも負けないくらい広いし、だからみんなちゃんと入りきるでしょ? それにことりちゃんの家だったらあんまりうるさくしたらお隣の部屋の人に迷惑かかっちゃうかもしれないし……」

海未「私の家だからうるさくしていいという道理はないんですけどね……」

穂乃果「今日は特別デーだからきっとおじさんもおばさんも許してくれるって♪、ね、ことりちゃん。 どうかな?」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:00:11.88 ID:KlHdNMvo0
そっか、昨日私がバイトに行ってる間、みんなでわざわざ私のためにそんなことしてくれてたんだ……。
絵里ちゃんも希ちゃんもきっと疲れてただろうに……。
真姫ちゃんもまだ曲のイメージ出来上がってないだろうに……。
本当に……ありがとう、みんな。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:00:53.68 ID:KlHdNMvo0
海未ちゃん、穂乃果ちゃんのことそんなに責めないであげて?
みんなはきっとサプライズにしたかったんだろうけど、穂乃果ちゃんの話を聞いただけでそれと同じくらい嬉しい気持ちになれたよ♪
だって私のためにみんながんばってくれたんだよね?
それが嬉しくないわけないもん!



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:01:27.50 ID:KlHdNMvo0
絵里「それじゃあ私たちはいろいろ買ってから海未の家に行くから」

希「凛ちゃーん? ケーキつまみ食いしちゃダメやからねー?」

凛「にゃ!? 凛はそんなことしないもん! そもそもクリーム食べまくってたのはにこちゃんにゃ!」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:02:18.30 ID:KlHdNMvo0
海未「ねぇ、ことり?」


私たちはみんなを待ってる間、昔よく3人で遊んだ公園にいることにしました。
穂乃果ちゃんと私で2つあるブランコに乗り、海未ちゃんは柵に腰かけながら。
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:02:58.66 ID:KlHdNMvo0
この匂いは穂乃果ちゃん。
どうやら隣のブランコから飛び降りた穂乃果ちゃんが私を抱きしめてくれたようで。
穂乃果ちゃんは一度大きく息を吸うと、


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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:03:44.05 ID:KlHdNMvo0
海未「ことりがあの日音ノ木幼稚園に転園してきたのは決して偶然なんかではなく、運命だったのです。 そしてなんと、私たち3人は一度も別々のクラスになったことがありません。 つまり神様も私たちにはずっと一緒にいるべきだとそう言ってるに違いありませんよ。 だから私たちのこれまでは全てが奇跡だったのではなく、必然だったんです」

穂乃果「そしてこれまでもこれからも私たちの運命は変わらない。 ずっと仲良しだった3人組は、ずっと仲良しのお姉さんになって、お母さんになって、そしておばあちゃんになる。 たとえことりちゃんが嫌だって言っても、これは運命だから逃れることはできないよ? フフフッ♪」


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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/09/11(木) 10:04:12.25 ID:KlHdNMvo0
ことり「うん……、うん……! そうだよね……! ことりたちはずっと一緒……! だってこんなに、こんなに大好きなんだもん……! だから離れ離れになっちゃうことなんてないんだよね……! 穂乃果ちゃん、海未ちゃん、これからもずっと友だちでいようね……!」



そのあと微かに眼を潤ませた海未ちゃんも私を抱きしめてくれて、その温もりに身を委ねてしばらく泣き続けました。
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