過去ログ - 悪魔のリドル 柩「ダチュラ時代から今のお話」
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250:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/26(日) 12:06:57.11 ID:M44zx6BSO
誘導されている…慌てて飛び出したが、よくよく考えれば、訓練もろくにしてないあの娘に仕事ができるとも思えない
先輩があの娘に化けてぼくを誘い出した…そう考えたほうが腑に落ちる
毒を使ったのが気になるけど、ぼくを挑発するためにやったんだろう

あからさまにつけられた目印をたどると人気のない路地裏にたどり着く
どうやらここにいるらしい

「あははは、マスター!本当にマスターだ!」

無邪気な声が響きわたる
ボサボサの髪に瓶底眼鏡、くたくたの白衣…ぼくを模した人形を持っている事以外、あの頃と変わらない格好のあの娘がそこにいた

「悪趣味な真似はやめてください、あの娘の姿でくるなんて」

「違うよマスター!私は私だよ!」 「やっぱり、ダメですね、あの性悪女とあなたを間違える程度に成り下がってしまいましたよオリジナルは」

は?
いったい何を言ってるんだろう
腹話術なんだろうけどぼくに嫌なくらい声が似ていて気持ち悪い…

「あいつが私に化けてきたとでも思ってたの?違うよ!私はマスターを取り戻しに来ただけなの!」

取り戻す?何で?
この娘は何を吹き込まれたんだろう…

「顔色が悪いよ?やっぱり何かされたんじゃないの?そうだよね!?何かされたんじゃなければ私を捨てるなんてしないもんね!」

すごい剣幕で近づいてくる
目は血走って完全に正気じゃない

本当に先輩が化けてるわけじゃないみたいだ…このやり方は、あの人の趣味趣向とは思えない


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