過去ログ - 悪魔のリドル 柩「ダチュラ時代から今のお話」
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373:名無しNIPPER[sage saga]
2015/03/01(日) 13:18:31.60 ID:AptRNybSO
蜘蛛「いつも滋賀の方を見てふて腐れてるのもその性格ゆえと言ったところか」

ベラ「…ただの感傷ですよ」

蜘蛛「ところで最近、葛葉で面白い動きがあってな」

ベラ「……なんです?」

蜘蛛「あそこは血筋にこだわらず素質のある子供を集めて殺しあわせてより良いものを後継者に選び出すという…のは知っているな?」

ベラ「いや、初耳ですよそんなの」

蜘蛛「葛葉の友人からは聞いてないのか」

ベラ「あの人とはお互い深いとこには踏み込まないのが約束でしてね」

蜘蛛「ふむ、とにかく蠱毒を作るように何度もそれを繰り返し生き残った者がようやく技能を伝授される訳なのだか」

あの人が無理に恨まれようとしてたのはそれか
なんか空回りしてたけど

蜘蛛「今回は早期で打ち切られたらしい」

ベラ「どういう事です?」

蜘蛛「簡単な話だ。一部の後継者候補が圧倒的すぎて繰り返すのが無駄だと判断された」

ベラ「天賦の才ってやつですか?」

蜘蛛「一人はな、選ばれたのは二人いてもう一人は一足先にすでに呪印まで彫られた変わり種だったのも大きいみたいだが」

ベラ「反則な気味なやつもいたもんですねー」

蜘蛛「ちなみに後者はおまえの知り合いだ」

ベラ「は?」

いやいやあの人何やったんだ
先走るにもほどがあるだろ

蜘蛛「葛葉の呪印伝承と師匠殺し、これだけで資格は充分なんだがその娘は自ら殺しあいに参加して自分の組の人間を皆殺しにしたそうだ」

ベラ「それはすげえっすね」

あー、がきんちょ
あの無表情なまま泣くこともできないでいるんだろうな
ごめんな
最後に姉さんなんて呼んでくれたのになんもしてやれねーで


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