過去ログ - 悪魔のリドル 柩「ダチュラ時代から今のお話」
1- 20
403:名無しNIPPER[sage]
2015/04/06(月) 06:22:39.22 ID:gU9f6QcSO
〜同時刻 倉庫内〜

ベラ「ついに外に出られたか、おめ」

香子「…少しは初対面を装え、バカ者」

ベラ「大丈夫、大丈夫だって私いつもこんなだから」

香子「それはそれでどうなんだ…」

ベラ「で、監視もゆるいみたいだけど、なんか取り引きした?」

香子「少しな、どうせやつの企みなんて承知の上で放置してきたんだろうから特にそちらには話さなかったが」

ベラ「まーねー、ただアイツの後ろにいるやつは知りたいとこだね」

香子「流石にそこまで信頼されているわけではないから聞き出せてはいない…あれはあれで孤独なようだからなホームで燻っていた私の過去を知り似たような境遇だと思い込んでくれて仲間に誘ってきただけだ」

ベラ「あいつらしいっちゃらしいけど…あいつがああなったのはほとんど自業自得だしなぁ」

香子「その点は、私も同じだよ」

ベラ「そう?」

香子「昔の私はただ流されていただけだった、ただ与えられた仕事をこなしていれば何か変わると盲信していただけのバカだった」

ベラ「で、それで脱走までいったの?」

香子「黒組が終わってから考えていたんだ…私は一ノ瀬ほど自分の運命に逆らって生きてきたか、と」

ベラ「あの子の過去を知ったんだ?」

香子「シスターの一人がからかうように言ってくれたよ、標的は女王蜂候補だからおまえに殺せるなんて初めから思ってなかったと」

ベラ「なーる、ホームが乗り気じゃないのは女王蜂の知識があったからか」

香子「私は、所詮自分の失敗でふて腐れていた子供でしかない…このまま本当に腐り果ててしまう前に行動を起こさなければいけないという衝動に駆られて…」

ベラ「おねーさん、ちょっと泣けてきたよ」

香子「おい、やめっ!頭ををなでるな!」

ベラ「いーじゃん、あんまり誉められた事なさそうだし私が誉めてあげるよー」

香子「いらん!やめろ!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
748Res/548.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice