過去ログ - 悪魔のリドル 柩「ダチュラ時代から今のお話」
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464:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/05(金) 17:39:13.56 ID:bxd97BHSO
〜一時間前〜

春紀は物陰に潜み、獲物を待っていた

まず最初に着た小柄な男を背後からワイヤーで締め上げて気絶させる
油断していたせいか、ほとんど抵抗もされず簡単に落ちた
次に入ってきた男に気絶した男を投げつけるという力技で怯ませて顔面に手甲で強化された拳を叩き込み沈める

所詮小手調べ用に選ばれた前座にすぎないチンピラ達は予定外の奇襲に動揺してまともに反撃もできずに倒されてしまった

春紀「おいおい、この程度で兎角サンとやりあうつもりだったのかよ…」

流石にあっけなさすぎて呆れるしかない

春紀「これ、なんとかって暴走族の連中のほうがまだ統制とれてるんじゃないか?」

そういや、あいつら集会には来ていたが何故かすぐに帰ったみたいだったがなんだったんだろう
まぁ、いない奴等の事はいいか
とりあえず船内の有線電話を使い上との連絡を取る事にしよう


『何者だ?』

まぁ、あのカメラからばっちり見られてるのはわかってたけどさ
一応、事務的なやりとりとかやんないのかね?
ま、手間が省けていいか

春紀「あたしはただの作業員さ、ちょっとばかり腕に自信がある。ね」

『なるほど、その作業員さんは何が目的でうちの兵隊に手を出したのかな?』

春紀「売り込むなら実力見せたほうが早いだろ?」

『ふむ、うちに入りたいと?』

春紀「いやいや、あたしは金だけ欲しいんだよね…東のアズマを殺ったらかなりの額がもらえるらしいじゃないか」

『ほう、あの集会には参加してたのか?』

春紀「いや又聞き程度だよ、ただ運良くあたしが働いてる船でやるみたいだったからね…ちょっと強引だけど参加させてもらうことにしたのさ」

『へぇ、そりゃ数奇な運命だね』

春紀「それにただ殺しても面白くも無いだろ?あたしに任せりゃ少しは盛り上げてやるよ」

『…いいだろう、それに君一人に負ける程度のコマじゃどちらにしても盛り上がりには欠けていただろうしね』

春紀「質より量って言ってもこりゃ酷いよ…まぁ、あたしは楽に認めてもらえてラッキーだけどさ」

『その幸運アズマを殺るまで持てばいいがね』

春紀「ま、見てなって…策はあるんだ」

『安心していい僕らは全て見ているからね』

春紀「はいよ…あ、そうそう」

『なんだ?』

春紀「あたしは金だけ欲しいんだわ、東を殺したっていう名誉?はそっちに譲るから適当に名乗っといて俺が東を殺したー!ってさ」

『ははは、おもしろいなおまえ』

春紀「そーかい?」

『いいだろう、君の望み通りにしよう』

春紀「ありがと、交渉成立だな」

『口先だけでないことを祈るよ』


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