過去ログ - 悪魔のリドル 柩「ダチュラ時代から今のお話」
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491:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/13(土) 14:29:19.34 ID:bKoUnUkSO
〜兎角vs千代〜

兎角「すごいな、それだけ長物振り回してまだ動けるのか」

千代「ふ、ふふふ…私、は、悪魔だからな、当然なのだ…」

息を調えながら鎌を構え直すゴス女
ウザいだけだと思っていたので、少し感心している
まぁ、一回も決定的な攻撃はきていないんだが

千代「しかし…この私の力を持ってしても捉えられぬとは…かの触れえざる者なのか?東というのは」

兎角「多分、違うと思う」

千代「ふむ、自覚がないだけかもしれぬ…さて我が力、この体でどこまで解放したものか…」

さっきまでのただ振り回すだけの攻撃は無駄だとようやく悟ったようだ…悟ったよな?
しかし、こいつ何なんだ
物騒な物振り回してるくせに殺意がないし、汗のせいか日向の匂いが強くなってきて反撃する気力がどんどん削がれていく
そろそろこっちも決めないと思わぬところで怪我をしかねない

千代「顔色が悪いぞ東、そろそろ私に倒されて楽になれ」

兎角「それもいいかもな」

千代「何?」

わたしは首のあたりを指差してここを斬れと挑発する
バカにしたような笑みを浮かべて…いるつもりなのだがうまく笑えているかはわからない

千代「首を落とせとは…死ぬつもりか?いや…東ならば首だけで動く事も可能なのか?」

ない。それはない
東のアズマは別に妖怪の類いではない

兎角「怖いのか?」

千代「ほざいたな!東!私の本気の一撃を!神をも殺すこの!断罪の力を!」

大きく振りかぶるゴス女
わたしはさっき拾った梱包用のガムテープ(未使用品)を額目掛けて思いっきり投擲した

千代「きゃいんっ!?」

ぱこーん!と小気味いい音を響かせてガムテープが命中した
ゴス女は目を回しながら仰向けに倒れてそのまま気絶した

兎角「…疲れた…」


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