過去ログ - 悪魔のリドル 柩「ダチュラ時代から今のお話」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/08/13(木) 08:08:13.28 ID:ZuZ2tNjSO
〜邸内〜
薫子「ん?すまん電話だ。ちょっと待て」
伊介「は?」
薫子「ふむ、了解した」
伊介「いきなり電話とかあんた、ほんとムカつくわね」
薫子「犬飼伊介、今回はこれで退く事にした。教練はここまでにしたい」
伊介「何を言い出してんのよ」
薫子「依頼主が勝手に逃げて捕まった。報酬の出ない仕事を続ける理由はあるまい?」
伊介「こっちはやられっぱなしってわけにはいかないって…言ってるでしょうが!」
腰のデリンジャーを抜き放つが
薫子は動じた様子はない
薫子「金にならない仕事はしないのだろう?私は無名の傭兵だ命をかけて倒しても名誉はない」
伊介「…るさいわねぇ」
薫子「まぁ、今の貴様に倒される事はないが」
伊介「あ?」
薫子「その銃の射程では私は捉えられんよ。また会おう犬飼伊介」
背後の暗闇に融けるように消える薫子
引き金を引く前に気配は消えていた
伊介「クソ!」
思わず壁を殴る
拳に血が滲む
ふと足下を見ると名刺が落ちていた
傭兵 零咲薫子
ただシンプルにそう書かれていた
後ろには連絡先まで書いてある
伊介「あのチビ!今度会う時は顔面蹴り飛ばしてやる!」
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