過去ログ - 「人殺しの僕と不死身の彼女」
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7: ◆EWlGtrnu5g[saga]
2014/09/11(木) 17:41:58.21 ID:xtrvtJBuo
人と関わらないと決めていたわけじゃない。
だけど心のどこかで関わってはいけないんだと思っていた。
人を殺したから。
たった一人だけだけど。
確かに人を殺したから。
でも僕は居心地が良かった。
彼女がいると少しだけ和らいだ。
案外簡単なのかもしれない。
違うかもしれない。
それでも彼女といる時は幸せだった。



「もうこうしてお前ともそこそこの付き合いじゃの」

「そうかい?まだ二ヶ月くらいだよ?」

「命は短いんじゃよ、少年」

「少女に言われてもなぁ」

彼女はもはやお約束となったケタケタ笑いを繰り返す。
その姿は僕には勿体無いほど愛おしかった。

「親とか心配しないのかい?」

「おらんよ」

意味がわからなかった。
もしかしたら自分の聞き方が悪かったのかもしれない。

「保護者とか」

「おらん」

目の前の少女は顔色人使えることなくコーヒーを眺めながらそう言った。



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