過去ログ - 咲「染谷先輩のことが好きなんです」
↓ 1- 覧 板 20
22: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 01:50:01.68 ID:OyAv2b9V0
そんな私がどんなに頑張ったって、先輩が好きになってくれるはずなんてない
きっと先輩も気持ち悪かったはずだ
建前上で付き合うことになんてなってしまった私が馴れ馴れしくしてきたことに
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/12(金) 01:50:53.23 ID:olVKRalIO
切ないなぁ……
24: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 01:53:05.13 ID:OyAv2b9V0
『今日の一位は蟹座の貴方!長いこと悩まされていた事が解消されるかも?!』
朝、何気なく聞こえてきたのはTVの占いだった
どうやら今日の一位は蟹座らしい
25: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 01:55:44.16 ID:OyAv2b9V0
元々昨日の夜から今日目が覚めてからもそうした方がいいのでは、と悩んでいただけに
まさに天啓とも呼べる占い内容だった
咲「さすがは染谷先輩がハマッてる占い。空気読んでるなぁ」
26: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:00:30.11 ID:OyAv2b9V0
まこ「咲、話があるんじゃが」
案の定、校内に入るなり先に来ていた先輩に声をかけられた
しかし私は軽く頭を下げると
27: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:03:28.12 ID:OyAv2b9V0
その調子で昼休みも適当に用事があるからと逃げる
昼休みが終わって教室に帰れば、クラスメイトから「部活の先輩が探していたぞ」と言われた
どうやら昼休み中、私のことを探して校内を彷徨っていたらしい
28: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:05:52.26 ID:OyAv2b9V0
こうして先輩からの声かけを悉く拒み、気がつけば部活も終了時間が間近になった
和ちゃんに構われている状態で先輩をちらりと見れば
随分と苛立ったようなオーラを纏いながら黙々とネトマをしていた
29: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:08:05.14 ID:OyAv2b9V0
咲「単刀直入に言います。別れましょう」
先輩の言葉を遮るようにそう言えば部室内が水を打ったように静かになった
先輩だけじゃなく、その近くにいる和ちゃんや優希ちゃんたちも驚いたように私の方を見て固まっている
30: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:10:30.86 ID:OyAv2b9V0
しばらく走って、学校の門を通って少し行ったところで一度足を止める
咲「言っちゃった…」
ぽつりと呟く
31: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:13:01.92 ID:OyAv2b9V0
まこ「…き……咲……!」
不意に背後から呼ばれた気がして何気なく振り返る
振り返ってその向こうから来るものを見て私は思わず体をこわばらせた
32: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:15:19.03 ID:OyAv2b9V0
まこ「咲、話があるんじゃ」
私を捕まえるなり先輩はそういうと、私を引きずるように近くにあった公園に連れて行く
暗くなり人の気配なんて無い公園の一角にやってくると先輩が足を止める
55Res/32.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。