過去ログ - 咲「染谷先輩のことが好きなんです」
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31: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:13:01.92 ID:OyAv2b9V0
まこ「…き……咲……!」

不意に背後から呼ばれた気がして何気なく振り返る

振り返ってその向こうから来るものを見て私は思わず体をこわばらせた
以下略



32: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:15:19.03 ID:OyAv2b9V0
まこ「咲、話があるんじゃ」

私を捕まえるなり先輩はそういうと、私を引きずるように近くにあった公園に連れて行く

暗くなり人の気配なんて無い公園の一角にやってくると先輩が足を止める
以下略



33: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:17:43.64 ID:OyAv2b9V0
そして、すぐにそれはじわじわと私の心に沁み入ってくる

それをきっかけに胸に渦巻いていた悔しさやら悲しさやらで耐え切れなくなり

私はポロポロと泣きだしてしまう
以下略



34: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:20:08.24 ID:OyAv2b9V0
涙は相変わらずポロポロと零れていて止まらない

咲「言うつもりなんて無かったのについうっかり告白しちゃうし」

咲「しかもその告白は占いなんかのせいで変な風に湾曲されて期待だけ持たされる結果になって」
以下略



35: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:22:26.75 ID:OyAv2b9V0
私がそんな状態で泣いて喚いている中、先輩は反論も何もなくただ黙っていた

その沈黙がより一層私の神経を逆なでして、思わず言ってしまった

咲「染谷先輩なんて、好きにならなければよかった…」
以下略



36: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:25:23.70 ID:OyAv2b9V0
まこ「咲、 本当にすまんかった。お前さんを傷つけて悪かった」

再び耳元で言われた謝罪の言葉に、私はじわじわと呆けていた意識が戻ってくる

今更謝られたって、と私は先輩から離れようともがく
以下略



37: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:29:06.77 ID:OyAv2b9V0
あの日、あの時、あの図書館で言った言葉が嘘?

『後輩からの頼みごとを受け入れると吉』とか言っていた事が?

その嘘のせいで、私と付き合うということになったのに?
以下略



38: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:32:50.42 ID:OyAv2b9V0
まこ「……は、恥ずかしかったんじゃ……」

咲「恥ずかしい?…その恥ずかしいとかいうののせいで私は傷ついたんですけど!」

まこ「そ、それは悪かったと思ってる!じゃがな、咲!」
以下略



39: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:37:33.52 ID:OyAv2b9V0
まこ「部室で真剣な表情で本を読んでるところ」

まこ「ネトマで負けがこんで涙目になってるところ」

まこ「麻雀してる時の凛々しいところ」
以下略



40: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:43:15.18 ID:OyAv2b9V0
咲「せっかく、先輩のことを諦めようって思ったのに…」

まこ「咲?」

咲「そんなこと言われたら、諦められないじゃないですか」
以下略



41: ◆JTwkcyvOh2[saga]
2014/09/12(金) 02:46:33.28 ID:OyAv2b9V0
まこ「帰るぞ。送っていく」

そういうと私の手をそっと握り、ゆっくりと歩き出す

いたわるように弱い力で掴んでいる先輩の手を見て私は表情を緩ませると、
以下略



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