102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage saga]
2014/09/17(水) 12:58:33.93 ID:i5iV6NT00
「遅いぞ」
俺は俺の心のうちを悟られない様に、勤めて平静に、普段と変わらぬ風に朝倉に声をかけた。
朝倉が固まったままだったので、俺は教壇から降り、教室の中ほどまで進み、誘う様に手で招いた。
「入ったらどうだ?」
固まったままだった朝倉は招かれるままに教室に入る。
「あなただったの……」
「そうだ。意外だろう」
笑わない朝倉の左半身が夕日に紅く染まっていた。
「何の用なの?」
朝倉がぶっきらぼうに聞いてきた。
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