過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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656: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/10(水) 21:42:49.45 ID:kdpcyY3Po

「つーか、アレもう枕投げじゃないでしょ」

殆ど死合だ。
一瞬でも気を抜いてしまったら、敗北してしまうギリギリの戦い。
無論、枕を投げ合うその仕草は、それがあくまでも枕投げである事の証明である。
しかし、そこに込められた熱気や真剣さは、最早、枕で生まれるそれではない。
まるで真剣を投げ合っているかのような必死さは到底、遊びで始めたものとは思えなかった。

「でもさ」

「…うん」

「楽しそう…だよね」

そんな極限とも言える状況の中、二人は笑っていた。
京子は地方予選決勝の時のように獰猛な笑みを、湧は満面の笑みを浮かべているのである。
勿論、その間にも無数の白い枕が飛び交い、お互いの身体を通り抜けて行っていた。
けれど、それを二人は心から楽しんでいる。
生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているかのような必死さと、まるで世界の全てが輝いているような純粋な歓喜。
何処か矛盾するその二つを伝えてくる二人にその場にいる少女たちは魅入られていた。

京子「ふふっ」

湧「あはははっ」

そんな視線を浴びながら二人は戦場の中で投げ合い、離れ、近づき、拾い、そして避けていく。
瞬間的な加速にて線の動きを繰り返す京子と、技術をもって円の動きを魅せる湧。
それは両者が学んできた師の違いと言うのが大きいのだろう。
しかし、そのような違いがありながらも、二人がぶつかる様は、完成されたダンスのようだ
京子がステップを踏めば、湧がそれに応えるように構え、そして湧が動けば、先んじて京子が移動する。
まるで最初から申し合わせたように二人の動きが噛み合い、周囲のものを魅せ続けている。



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