過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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745: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/12/27(土) 01:09:45.50 ID:pzGndJhWo

京子「(何せ…わっきゅんが鳴くだけでろくに打てなくなるからな)」

既にこの中のメンツにはわっきゅんの能力はバレている。
そんな相手の前で手牌の一部を晒す『鳴き』は一つの警告だ。
その『鳴き』から考えられる形の待ちが軒並み打ちにくくなってしまう。
そのプレッシャーはオカルトの強力さもあって、並の雀士とは比べ物にならないくらいだ。

京子「(正直、ダマでいるよりよっぽど怖いよな)」

勿論、わっきゅんはまだ鳴き麻雀について勉強し始めたばかりだ。
その鳴きは同じく初心者である俺から見ても甘い部分が多い。
しかし、そうやってわっきゅんが鳴く度に周囲に強い緊張が走るのははっきりと見て取れた。
いっそ何も考えずに打てたら気持ちも楽なのに、ついついそっちを意識してしまう。
それはつまり彼女を意識しないという唯一有効な手立てが使えなくなってしまう事を意味する。
わっきゅんにとって手牌を晒す、と言う麻雀において致命的なデメリットがデメリットではないのだ。

巴「……っ!」

それはわっきゅんとの付き合いが長い巴さんも同じだった。
地味だが、その分、劣ったところのない前永水女子の実力者。
そんな彼女が打つ麻雀は思った以上に窮屈そうなものだった。
よりリードを得ようとするのではなく、ただ失点を防ぎ、今の順位を守ろうとする打ち筋になっている。
無論、それは圧倒的リードを抱えている今、決して間違いとは言えないだろう。
ただ… ――


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