過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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865: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2015/01/23(金) 00:48:22.60 ID:0atWxBSHo

京子「(…でもさ、黙ってたって事は…神様も分かってるよな)」

京子「(俺の答え…ここでどうしたいかって言うのも)」

―― ……言っておくが、ここは無理をするような時機ではないぞ?

―― これは決して無理をして勝ちを奪いにいかなければいけないような戦いではない。

―― ただの練習試合だ。

京子「(分かってる)」

京子「(でもさ…相手はわざわざリーチまで掛けて言ってくれてるんだ)」

京子「(その程度じゃ足りないって)」

京子「(安心なんて出来ないって)」

京子「(…俺は弱いってそう言われてるんだよ)」

京子「(真剣勝負の場で…絶対に乗り越えなきゃいけなかった人に…)」

京子「(わざわざ振り返って…そのままじゃダメだって言われちまったんだよ)」

京子「(…それなのに…何もしないまま指咥えて見てられるか)」

京子「(俺は…勝ちたい)」

京子「(情けを掛けられたからじゃない)」

京子「(ここまで頑張ってきた仲間の為にも…そして俺達の敵として戦ってくれた人たちの為にも)」

京子「(ここで…霞さんを乗り越えなきゃいけないんだよ)」

京子「(…だから、頼む、神様)」

京子「(俺の為に…力を貸してくれ)」

京子「(俺に出来る事なら何でもする)」

京子「(だから…この状況を打開する力を俺にくれ)」

京子の力強い言葉に迷いの色は見当たらなかった。
無論、京子自身、相手の言葉が正しいとそう思っている。
少なくとも、霞に対抗する術があるのは分かったのだから、後は大会に向けて調整していくのが一番だと頭では分かっているのだ。
しかし、それでは皆の期待には応えられない。
自分の背を見守ってくれている仲間の気持ちも、こうして今、自分の目の前に立ちふさがってくれているライバル達の気持ちも裏切ってしまう事になるのだ。


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