過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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885: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2015/01/23(金) 01:01:45.35 ID:0atWxBSHo

「アンタが勝つまで止めないって言うんだったら私がトドメを差してやる」

「私が役満和了って…逆転してやる」

「アンタのライバルとして…絶対に…絶対に…」

「コレ以上…無茶なんてさせてやらないんだから…!!」グッ

京子「…えぇ」

そのまま放たれる強い宣言にはまったくの疑念がなかった。
その宣言通り自分が勝つのだと心から信じている声に京子の頬が微かに釣り上がる。
かつて自分に憎しみをぶつけるようにして戦った彼女が、今、自分を止める為に戦おうとしてくれている。
ライバルとして自分にコレ以上の無理をさせまいとこの絶望的な状況で今まで以上の闘志を見せているのだ。
それを厄介だと理性が考える以上に、心は歓喜を強く訴えていた、

―― どうやら厄介な状況になったようだな。

京子「(…まったくだ)」

―― その割りには嬉しそうじゃないか。

京子「(…あぁ…当然だろ)」

京子「(だってさ…これが…麻雀だぜ)」

京子「(最後まで…何が起こるか…分からない)」

京子「(彼女が…本当に…役満で逆転するかも…しれない)」

京子「(それが…麻雀…なんだ)」

京子「(…俺の大好きな…最後まで…ハラハラドキドキが続く…麻雀なんだよ)」

―― 状況的にはかなり厳しいというのにか?

事実、京子のコンディションは最悪と言っても良いものだった。
既に思考は纏まらず、「疲れた」や「休みたい」と言う弱音が脳の半分を占めている。
最初とは比べ物にならないほど鈍った思考では、霞の手を読みきれている自信はなかった。
それどころか痛みと疲労で狭まりがちな視界では、河や山をしっかりと把握する事が出来ているかさえ危うい。
座って楽な姿勢をしているはずなのに身体中に疲労がしこりとなって筋肉を強ばらせ、こうしてツモる仕草もぎこちなくなっていた。


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