過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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◆phFWXDIq6U
[sage saga]
2015/01/23(金) 01:18:45.37 ID:0atWxBSHo
明星「ば、馬鹿な事言わないでください!」
明星「だ、だだだだだ誰が京子さんが大好きだって証拠ですか!?」
明星「さっきのはアレです!普通に返事しただけですから!!」
明星「本当は膝枕なんて嫌ですし、ナデナデだって仕方なくやってただけで…!」
小蒔「え?ナデナデまでしてたんですか?」
明星「はぅっ!?」
明星は霞と同じくしっかりしているように見えてかなりのウッカリ体質だ。
平静さを保てている時は年齢以上に感じさせるほど深い洞察力と鋭い判断力を発揮するが、一旦、それが崩れると滅法、弱い。
元々の能力が高い分、今のように平静さを失う事は滅多にないが、だからこそ、こうやって京子の事に少し触れられただけで狼狽してしまうのが際立つ。
明星が気付き始めてもまだ受け入れる事が出来ていないその気持ちは小蒔と京子を除く仲間たちには丸わかりであった。
明星「と、ととととともかくです!!」
明星「私は京子さんなんか大嫌いなんですから!!」
明星「ご、誤解しないでくださいね!!」
そんな仲間たちに対して明星は強く念を押しながら明星は思う。
結局、一歩を踏み出した程度ではまだまだ前途多難であるらしい、と。
前進したのは確かだが、それは全体から見れば微々たるもの。
自分はまだまだ春のようにこの気持ちを受け入れて…開き直るようにして折り合いをつける事は出来ない。
けれど… ――
―― 何時かはこの気持ちを受け入れられるような大人になろう。
―― そんな事を思いながら、明星は身振り手振りを交えた必死の『言い訳』を続けて。
―― そして京子が目を覚ますまでずっと膝枕をし続けていたのだった。
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