過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」初美「その4なのですよー」【永水】
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934: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2015/02/01(日) 21:13:50.15 ID:V7RiSmpDo

―― 結局、俺は合宿の見送りには参加出来なかった。

神様の力を限界以上に引き出した俺はその後、ずっと眠りっぱなしだったのである。
俺が起きた頃には既に日も暮れかけており、麻雀卓も全て片付けられていた。
一番、面倒な片付けを完全に任せっきりにしたのも心苦しかったが、一番、心苦しかったのはやっぱりあの膝枕だよなぁ。
俺が目覚めるまでずっと枕になっててくれた所為で明星ちゃんにも大分、窮屈な思いをさせていただろうし。

京太郎「(…ただ、お陰ですげぇ夢見が良かったのは確かなんだよな)」

恐らく明星ちゃんの膝枕がとても心地良かったからなのだろう。
その時の俺は柔らかな布団の中で明星ちゃんと微睡んでいる夢を見ていた。
流石にその時に何を話していたのかまでは覚えていないが、まるで新婚生活のように幸せだった事を今でも鮮明に覚えている。

京太郎「(そして…あの時の悔しさも)」

合宿の締めとなった団体戦。
アレは決して勝てない訳じゃなかった。
神様のお情けで使わせて貰えた新しい力は霞さんにとってかなり効果的だったのだから。
最後の最後で倒れたりしなければ、きっと勝つ事が出来た。
けれど、幾ら勝てたと心の中でそう言っても、現実で敗北したという結果は覆りはしない。
寧ろ、勝てるだけの手応えがあっても尚、あそこで失速してしまった事を俺は深く後悔していた。


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